Sider Blog

コードレビュー自動化サービス「Sider」を運営するSider株式会社のコーポレートブログです。

翻訳機能廃止のご案内

Siderにて2017年1月から提供してきました「解析結果の翻訳」機能ですが、2018年12月17日をもって廃止とさせていただきます。ユーザーのみなさまには、ご不便をおかけすることになってしまいますが、ご理解いただけますようお願いします。

廃止の背景

Sider(旧SideCI)は、オープンソースLintツールをSaaSとしてご利用いただけるサービスとして開始し、ツールの出力を日本語に翻訳して表示する機能を2017年1月から提供してきました。Lintツールの出力する警告は通常英語で表記されており、日本語翻訳機能は日本語話者の利便性を向上するものとして、欠かせないものであると当時は認識をしていました。

しかし、実際に機能を提供して判明したこととして、次の様な問題があります。

  1. 翻訳カタログのメンテナンスにかかるコストが大きい
  2. 出力されるメッセージの意味がオプションで真逆になることもあり、翻訳の提供が難しいケースがある

1については提供前からある程度は判明していたことですが、2については完全に我々の想定から漏れており、対応が困難となっています。これは、例えばRuby向けLintツール「RuboCop」の「ClassAndModuleChildren」が該当します。これはcompactnestedの二つのスタイルが選択でき、選択されたスタイルによって全く逆の警告メッセージを表示するというものです。このようなルールは、Siderの翻訳機能では上手く取り扱うことができず、現在は「メッセージを翻訳しない」という対応になってしまっています。

これらの問題はずっとあったのですが、Siderとして「オープンソースLintツールのSaaS提供」ではなく「プロジェクト固有の知識の共有を支援」が重要な価値であると認識を改めつつあり、Lintツールの翻訳機能はずっとアップデートされずに来ていました。(ちなみに、ご存じの方がどのくらいいらっしゃるかはわかりませんが、2018年4月以降、我々は翻訳メッセージの追加を行っていません。)

さらに、オンプレミス環境で動作する「Sider Enterprise」の提供も本格化しており、翻訳機能のメンテナンスは一層困難となってきています。

以上の背景から、翻訳機能は廃止とすることに決定いたしました。

廃止までのスケジュール

翻訳機能は、2018年12月17日に廃止をいたします。以降は、翻訳についての設定項目は消え、日本語を選択されているリポジトリについても英語のみが表示されます。